人工歯(上部構造)の重要性

長期に渡ってインプラントが口の中で機能し続けるにはインプラントに取り付けられる人工歯(上部構造)の精度が非常に重要になってきます。

インプラントの外科的なことが話題になっていることが多いのですがこれからインプラント人工歯のことについてお話していきたいと思います。

インプラントメーカーによる優位差はあるか?

 残念ながらインプラントも安心できるメーカーもあれば不安を感じずにいられないメーカーがあります。

インプラントは現在日本において40社程度販売されています。ではそれぞれのインプラントメーカーの差はどこにあるのでしょう?

1.インプラントの種類やサイズにより症例適応範囲に大きく差があります。

2.インプラントと上部人工歯部品の精度に明らかな差がありそれによって将来のインプラント生存率に大きな差が出る可能性があります。

3.インプラントメーカーの規模によっては部品供給が断たれ将来修理がきかなくなる可能性があります。

4.臨床応用されてからまだ日が浅いメーカーもあります。

これらのことを考えても治療を受けられる患者様が使用インプラントメーカーを選択することは重要になってきます。

当医院ではブローネマルクシステムインプラントを基準にしてインプラントを判断しています。現在インプラント上部構造(人工歯)パーツおよび臨床応用実績、適応範囲すべてにおいてNo1だと思います。

インプラント治療成功の為のポイント

インプラント治療では、ドクターの専門的知識と豊かな経験、そして高度の技術が必要です。特にインプラントを埋め込む外科治療では、その治療の専門医が必要だといっても過言ではありません。

歯科医院で使用しているインプラント材料がどういったものかということも重要なポイントです。体の中に入れて長く機能を維持させるわけですから、メーカーサイドの長年の実績が必要となるのは当然です。

■代表的なインプラントメーカー
1:ブローネマルクシステムインプラント(スエーデン・ノーベルバイオケア社)
2:3I(スリーアイ)インプラント(アメリカ・インプラントイノベーション社)
3:リプレイスインプラント(スエーデン・ノーベルバイオケア社)
4:スクリューベントインプラント(アメリカ・ジンマー社)
5:ストローマンインプラント(スイス・ストローマン社)

さらに長期生存のポイントとしてインプラントの上に取り付けられる人工歯があります。人工の歯の取り付け精度が顎に埋め込まれたインプラントに余分なストレスを与えないことが大切になります。人工歯を作る技工技術とインプラント上部構造部品の精度が非常に重要になります。